IT留学のときのビザは?必要な申請・情報まとめ

 

IT留学をする際のビザってどうすればいいのでしょうか?

IT留学を検討している方、または参加する予定の方の中には気になる人もいるかもしれません。

 

そこで今回は、IT留学をする際の「ビザ(VISA)」についてご紹介します。

 

そもそも『ビザ(VISA)』とは

ビザ(VISA)とは、渡航先の国が、海外から来た外国人に対して発行する「入国許可証」のようなものです。

その人物の所持するパスポートが有効であり、かつその人物が入国しても問題ないとみなされれば、「ビザ」という証書が発行され、その国に入国することができます。ビザがないとその国に入国することはできません。

 

渡航先によっては

  1. 「ビザ」が不要になる
  2. 到着後のビザ申請で渡航可能(入国時にはビザ必要なし)

などの優遇措置もあります。

 

これは国同士でビザの相互免除の協定が結ばれ、本来必要なビザやそれに関する手続きが免除になっているからです。

日本は現在、ビザ不要、あるいは到着後のビザ申請でOKである国が、190カ国に達し、その数は世界第1位です。

 

パスポートとの違いは?

みなさんが海外に行くときに必ず必要なものに「パスポート」があります。

パスポートは簡単に言えば、各国の政府が発行する「身分証明書」です。渡航先の国に対して、「このひとは日本国の〇〇さんという人ですよ」と渡航先に対して、政府が身分を証明するものですね。

ビザとは発行元や目的も違います。

種類 発行元 発行目的
パスポート 各国政府 身分証明をするもの
ビザ 渡航先の国 渡航先への入国を許可するためのもの

 

フィリピンのビザ事情

日本からフィリピンへは「到着後のビザ申請で渡航可能(入国時にはビザ必要なし)」となります。

 

なので入国時にはビザが必要ありません。

 

入国と同時に、無査証滞在期間が与えられ、最大30日間の短期滞在が可能です。無査証滞在期間の30日をすぎると、フィリピンの現地入国管理局でビザ申請が必要です。

初回のビザ申請は1ヶ月(29日)延長、2回目以降は「1ヶ月(30日)」「2ヶ月(60日)」から申請期間を延長できます。最長で3年間のビザ延長申請が可能です。(17~36ヶ月の滞在の延長には、入国管理局長の承認が必要

よって、1~3週間のフィリピン旅行であれば、無査証滞在期間(30日)の間で済みます。ビザの申請手続きなしで帰国できるので、とてもラクですね。

ビザの種類

フィリピンのビザには色々な種類があります。

いくつか例をあげると

  • 観光ビザ(9A)
  • 労働ビザ(9G)
  • 結婚ビザ(Non-Quota Immigrant Visa
  • 学生ビザ(9F)
  • 特別居住退職者用ビザ(SRRV)

  • 特別就学許可証(SSP)

などが挙げられます。

 

IT留学におけるビザの申請

IT留学する場合、まずフィリピン入国時にはビザは必要ありません。(上記「フィリピンのビザ事情」で説明した通り)

 

入国後は

  1. 1ヶ月ごと、あるいは2ヶ月ごとのビザ申請
  2. 現地学校で勉強するための「SSP」
  3. 59日以上の滞在は「ACR-Iカード」
  4. 6ヶ月以上の滞在は「AEP・ECC」

が必要になります。

 

基本的に留学学校先のスタッフが、ビザに関する手続きを代わりに行ってくれます。なので学校側に任せておけば、とくに問題はありません。

 

ですが、知識として、IT留学におけるビザ申請について少し紹介します。

本記事に記載されている情報は必ずしも最新のものとは限りません。フィリピンのビザ関係の法律やルールは頻繁に変わるので、詳しくは学校のスタッフに確認してください。

 

渡航後のビザの流れ

渡航後の流れは、留学期間によってそれぞれ異なります。


① 30日以内の場合

留学期間が30日以内の場合、下記が必要です。

  • 特別就学許可証(SSP:Special Study Permit)

 

特別就学許可証(SSP)とは

フィリピンに入国した外国人がフィリピン国内で合法的に勉強するために必要なビザの一種です。フィリピンで留学をする際に必要となり、有効期限は6ヶ月。こちらも入国管理局にて取得することができます。学校ごとに発給されるので、転校する際は再申請する必要があります。

 

なお30日以内だと、無査証期間の間に帰国するため観光ビザ(9A)は必要ありません。ただし学校卒業後も旅行などでフィリピンに滞在し、無査証期間の30日を過ぎる場合は、その前に観光ビザ(9A)を個人申請する必要があるので注意を。

 

② 30日を越えて滞在する場合

留学期間が30日をすぎる場合、下記が必要です。

  • 観光ビザ(9A)
  • 特別就学許可証(SSP:Special Study Permit)

 

観光ビザ(9A)とは

旅行や観光用に発行されるビザです。30日の無査証期間後、現地の入国管理局にてビザ申請を行います。

 

フィリピンの留学学校では、この「観光ビザ(9A)+特別就学許可証(SSP)」というバターンが多いです。英語だけを学ぶ通常の英語学校も同じパターンです。このパターンであればフィリピンで問題なく合法的に勉強をすることができます。

 

③ 59日以上の滞在の場合

59日以上の滞在は、ビザとSSPに加えて「ACR-Iカード」というものが必要です。

  • 観光ビザ(9A)
  • 特別就学許可証(SSP:Special Study Permit)
  • ACR-Iカード

 

ACR-Iカードとは

フィリピン国内に、59日を超えて滞在する全ての外国人に申請が義務付けられる「外国人登録証」です。観光・留学などに関わらず申請する必要があります。正式名称は「Alien Certificate of Registration Identity card」です。

 

この「ACR-Iカード」は、第2回目のビザ延長と同時に発行手続きをします。基本的には観光ビザやSSPと同じように、学校のスタッフが代わって手続きをしてくれます。

 

④ 6ヶ月以上の滞在の場合

6ヶ月以上の場合はさらに「ARP」「ECC」の申請が必要です。

  • 観光ビザ(9A)
  • 特別就学許可証(SSP:Special Study Permit)
  • ACR-Iカード
  • ARP(Alien Registration Program)
  • ECC(Emigration Clearance Certificate)

 

ARP(Alien Registration Program)とは
フィリピンに出入国するための外国人を管理するための制度。外国人に登録番号(SSRN)を割振り、フィリピンに出入国する外国人を管理・特定します。
※ARPが必要になるタイミングは「59日以上」or「6ヶ月以上」など、サイトによって情報が違います。フィリピン政府側も管理部署によって言ってることが違うなど、明確に定まってない様子です。ただ筆者が2019年8月時点で、ARP手続き用の窓口に確認した際は「6ヶ月以上でOK」とのことでした。このようにフィリピンでは、ルールが統一されてなかったり、担当者によって言うことが違ったりすることがよくあるので、学校側のスタッフに最新情報を確認しましょう。

 

ECC(Emigration Clearance Certificate)とは
6ヶ月以上滞在する人向けに発行する「出国許可証」です。帰国までに取得する必要があり、帰国日までに準備できない場合、空港でペナルティ(1000Pほど)がかかります。フィリピン入国後、連続して6ヶ月滞在する人が対象です。(一時出国する場合、再入国日から起算して6ヶ月)

 

6ヶ月以上の滞在は必要な手続きが多くなるので要注意。ビザなどの手続きと同様、語学学校のスタッフが手続きをしてくれますが、心配な方は事前に学校スタッフへ確認しましょう。

 

各手続きの申請費用まとめ

(※フィリピン政府によって頻繁に変更になるので注意)

観光ビザ(9A) 3000~7000P(約6,000〜14,000円)
特別就学許可証(SSP:Special Study Permit) 6000P(約12,000円)
ACR-Iカード 3000P~3300P(約6,000〜6,600円)
ARP(Alien Registration Program) なし
ECC(Emigration Clearance Certificate) 500P(約1,000円)

 

「学生ビザ(9F)」と「特別就学許可証(SSP)」

特別就学許可証(SSP)と似たものに学生ビザ(9F)があります。

このビザは、現地の高等学校(大学、専門学校など)以上の学校で受講する場合に取得が必要です。SSPと学生ビザは、どちらもフィリピンで勉強するのに必要なビザですが、SSPの方が申請がカンタンです。

学校によってどちらを発給しているのか異なるので、気になった方は学校スタッフに直接確認してください。なお、IT留学ではSSPを取得する学校が多いです。

 

まとめ

  • 英語だけを学ぶ通常の語学学校と同じ手続き方法
  • 基本的に学校スタッフがビザ手続きを代行してくれるので、こちらで手続きする必要なし
  • 留学期間によって申請の有無、申請時に必要なものが変わるので注意

 

何事も知識として自分のなかで持っていることは重要ですので、ぜひこの機会に覚えておきましょう。

 

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