アートアンドサイエンス講座(旧デザイン講座)のメンターさんへのインタビュー Vol.2 です。
今回は「デザイン講座でのAI活用」と「現代のデザイン学習法」をテーマにお話を伺いました。
AIをどう活かすか、受講生にどう使いこなしてほしいか——現場のプロが実際にやっていることを、具体的に語っていただきました。
「自分の答え」と「AIの答え」を照らし合わせる
デザイン講座でのAI活用の核心として、メンターさんが話してくれたのは、自分の思考とAIの思考を並べて評価し合う、というやり方です。
課題を前にして、まず自分でプロンプトを打ちます。
AIが返してくる答えを見て、自分の考えと何が同じで、何が違うのかを確認する。
ただ答えをもらうのではなく、答え合わせの相手として使うことで、自分の思考の盲点が見えてくる。
この「照らし合わせる」プロセスが、デザイン的な思考と言語化力を同時に鍛える場になっているといいます。
具体的なAI活用例は「アイデア出し」と「分析」の2つ
実際の活用場面として挙がったのは2つです。
ひとつはアイデアの壁打ち相手として。
方向性が決まっていない段階でAIと対話し、ヒントを引き出しながら自分のアイデアをブラッシュアップしていきます。
もうひとつは分析と検証の場面。
「このアイデアは実際に使えそうか」「自分のアプローチは正しい方向か」——こうした判断にもAIをうまく活用されています。
最終的には「自分の課題が来たときも、自然とAIを使いこなせるようになること」を目指しているとのこと。
AIを特別なツールとして身構えるのではなく、思考の延長線上に自然に存在するパートナーとして扱えるようになる——そのための慣れと感覚を講座を通じて積み上げています。
「型」が身についてから、はじめて応用できる
「メンバーにどうAIと向き合ってほしいか」という問いへの答えに、メンターさんの考え方が凝縮されていました。
現在の講座は、決められたプロンプトや課題を「例」として使いながら、型を体に入れていく段階だといいます。
いきなり自由にやらせるのではなく、まずは「こう使う」という感覚を身につけてもらう。
そして実際に自分の課題や案件に向き合ったとき、その型を応用して自走できるようになることが目標です。
「今は型をつける段階」という言葉は、FDE(Forward Deployed Engineer)育成の文脈でも深く刺さります。
顧客の現場に飛び込んでAIを使いこなすためには、状況に応じてツールを引き出せる「判断の型」が必要です。
アクトハウスのアートアンドサイエンス講座は、その土台を180日かけて丁寧に作る場所です。