【9月1日(火)最新情報】フィリピン・セブ島の新型コロナウイルス対策一覧まとめ

世界でも先駆けて新型コロナウイルスに対し全力で対策を実施してきたフィリピン。

もちろん、セブ島も例外ではありません。本記事では、IT留学スタッフとして3年ほどセブに滞在している筆者が、実際に当事者としてロックダウンを経験し、感じた印象や実際の街中の様子も含め、フィリピン・セブでの感染拡大に対する対応策を「時系列」で、まとめてご紹介しています。

なお、フィリピンで実施された過去のコロナ対策や情報についてはアクトハウス公式サイトでもまとめています。

関連記事『【毎日更新】セブ島での「新型コロナウイルス感染症」の対応と方針』(アクトハウス公式サイト)

2020年3月15日(土)  メトロマニラ首都圏の封鎖

世界的な新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、ウイルスの国内流入を防ぐために、ドゥテルテ大統領より30日間の間、メトロマニラ首都圏の一時封鎖措置が発令。本処置によりマニラ首都圏へ向かう、あるいはマニラから出発する「全て」の交通手段は停止され、フィリピンで初のロックダウン措置となりました。
これにより、飛行機や電車、船など、マニラ到着、または出発の全ての交通手段は停止。首都圏を経由、目的地とする移動が厳格に規制されました。またセブ島でもセブ市長の発表により、セブに住む居住者を対象に、1ヶ月間の外出自粛令を実施。仕事、食料品の調達、医薬品の購入、その他日用必需品等の購入をする以外の外出を極力自粛する措置が取られました。

2020年3月20日(金)  全ての外国人の入国禁止措置へ

3月20日(金) にフィリピンロクシン外相が新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、全ての外国人の入国を拒否する方針を表明。国内外で新規ビザ発給を一時停止し、外国人渡航者の入国を禁止にする措置が取られました。

またセブ市では住民の20時pm – 5時amまでの外出禁止やレストラン等の営業時間の短縮、クラブや居酒屋、パプなどの営業停止、アルコールの購入および販売の停止を実施。営業が許されている施設でも消毒と体温検査を徹底した予防策を実行しました。この時点では、ほとんどのレストランや飲食店、モールなどの商業施設は営業時間が短縮するものの営業していたため、街中はいつも通りの姿で、交通量もとくに変わらない状態でした。

2020年3月22日(日)  セブ市で一部対象者に24時間外出禁止令

セブ市のフィリピン、ガルシア・セブ州知事より、65才以上の高齢者、およびセブ市内の学生に対して、24時間外出禁止令が発令。ただし病院やその他の医療機関へ行くための外出に限り例外となり、一部が緩和された状態の規制に。
ただし、緊急を要する外出の場合はID等の身分証明書の提示が必要で、政府による外出制限も実施されていました。なおこの外出禁止令は、65才以上の高齢者、およびセブ市内の学生のみに対する措置のため、その他のセブ市民は引き続き外出が可能だったため、街中に大きな変化は見られません。

2020年3月25日(水)  セブ市内の各レストラン、飲食店での飲食禁止

セブ市から新たにレストランや飲食店に関する営業制限等の発表がありました。これにより、3/25水よりファストフード・チェーン店での飲食禁止、また3/26木よりレストラン、飲食店、カレンデリア等での飲食が禁止されます。そのほかにも5人以上の集会やパーティーの実施や、ゴルフ場等の施設の利用、アイランドホッピング等の実施が新たに禁止。飲食に関してはデリバリーサービスの利用、自宅での飲食のみ許可される状況へ。

2020年3月28日(土) セブ州全域にロックダウン(都市封鎖)を発令

セブ知事の発表により、「3/28(土)12:01pm(お昼)」からセブ州全体へロックダウン(都市封鎖)が発令。原則として全ての住人が、食料品と生活必需品の買い出しをのぞいて「外出禁止」という措置へ。買い物のために外出する際も外出用の「検疫ID」が必要に。またセブに入国する全ての国際便は運行が停止され、セブ市から他の地区(バンタヤン島やボホール島等)への出入りも不可となりました。各建物、各施設ではエントランスでの体温チェック、アルコール消毒での除菌が求められ、外出時、人との対面時はマスクの着用も義務付けられます。
企業活動も、食料品や医薬品、その他の生活必需品を扱う企業に限定され、その他の企業はすべて経済活動がストップし、営業自粛に。モールに関してはスーパーマーケットやドラッグストアを除き、全面閉店となりました。この措置が施行された当日は、街中に車やバイク、人の姿はほぼ見られず、街中の状況は一変。未曾有のロックダウンという措置にほとんどの人が慎重に行動していく形となりました。

2020年4月15日(水)  セブ市内のLuz地区にて大勢のコロナ陽性反応

セブ州にロックダウンが発令され半月ほど経過した4/15水に、セブシティの貧困エリアであるLUZ地区にて21名のコロナ陽性反応を確認。これによりセブ市はLUZ地区に対し、当該地区からの出入りを完全に禁止するトータルロックダウン体制を実施。該当エリアのエントランスに警察や軍による検疫所を設けるなど、厳格な感染拡大防止策を行いました。
また、アルコール消毒と体温チェックに加え、ソーシャルディスタンシングのために、立ち位置を示すマークが設置されるなど、感染防止のための施策が各所で見られるように。コンビニではレジにビニールが敷かれ、お客さんとの接触を控えるための工夫が。
貧困エリアでの感染拡大によって、アクトハウスでも、より一層徹底した予防策を実施。感染拡大を防止するためにアルコール除菌やマスク着用などの対策を徹底しました。

2020年4月24日(金)  セブ市でECQ(ロックダウン)延長

セブ市長により、コロナの感染拡大に伴ってセブ市内におけるECQ(ロックダウン)を「5/15金」まで延長すると発表。ルソン島(マニラ含む)周辺では、ドゥテルテ大統領により、感染者が拡大している地域においてECQを「5/15金」まで延長する方針が決定。これによりてセブ・マニラの両地区ではロックダウンが「5/15金」まで延長に。このころになると、ロックダウン発令された当初に比べて街中には多くのバイクや車、通行人の姿が目立つように。とくに配達サービスによるバイクドライバーの姿は多く見受けられました。

なおECQ措置が取られている4月中に、実際に筆者が、外出許可時間を利用して食料品買い出しに出た際にセブシティの街中を往来。ECQの下で営業中のお店を調査したレポート記事はこちら。

関連記事『ロックダウンのセブ島で「営業中」のお店や会社を調べてみた。

2020年4月28日(火)  セブ市でアルコールの販売が解禁

セブ市長により、各店舗での販売が禁止されていたアルコール類の販売が4/28火から解禁されました。ただし公共スペースや施設での飲酒は引き続き「禁止」となり、飲酒は自宅での限定解禁にとどまりました。しかしアルコールは解禁されたものの、依然としてセブ市内では厳しい措置が取られ、ソーシャルディスタンシングの実施や、各施設での体温チェック、アルコール消毒、マスク着用義務などのあらゆる予防策が実行されていました。

2020年5月16日土  セブ市でECQ(ロックダウン)延長

フィリピン政府はメトロマニラ、ラグナ、セブシティに関して、5/31(日)までECQ体制の延長を決定。これにより実質的なロックダウン体制は引き続き、5/31日まで延長へ。度重なるロックダウンの延長により我慢できなくなった人々が外出し、軍や警察に逮捕されるなどの事例も多発。また経済活動の停止による貧困層の拡大により、現地住民を狙ったスリや強盗などの犯罪事例も少しずつ目立つように。

2020年5月29金  セブ市長により「ECQ→GCQ」に変更へ

セブ市により6月1日(月)から、5月までの「ECQ」よりも少し緩和された「MECQ(Modified Enhanced Community Quarantine)」へ移行するとの発表あり。「MECQ」により企業活動が一部緩和され、人と距離を開けて行う運動(ランニングやテニス)等については許可されるなど住人の生活も少し自由度が多くなります。

2020年6月1月  セブ市が急遽「MECQ→GCQ」へ変更

5月29(金)に発表されたセブ市による声明の2日後、セブ市により急遽、6月1日(月)以降の制限について、「MECQ(Modified Enhanced Community Quarantine)」への移行から「GCQ(General Community Quarantine)」へと変更するとの発表があり。これにより6月1日(月)以降は「GCQ(General Community Quarantine)」へと移行する形となりました。

しかしセブシティでは引き続き感染者が出ており、施行されるGCQの規制は他地域よりも厳しく設定されることに。具体的には、21未満の若者と高齢者は24時間の外出禁止となり、そのほかの住民も、夜10pm~朝5amまでは外出禁止となる制限等が取られました。また、外出時は引き続き「外出用ID」が必要になり、5月時の行動規制とほぼ変わらない印象。

ただしタクシー、ジプニー等の公共交通は運行可能がされ、移動の制限はかなり軽減されることに。しかし街中の風景はあまり変わらず、セブシティの住民はみな、感染しないために慎重に行動をしていました。

関連記事『【ロックダウンやや緩和】6月1日からセブ市は「GCQ」へ移行。まだ慎重路線。

2020年6月16火  セブ市が再び「ECQ」へと逆戻り

規制が少しずつ緩和の方向へ向かっていたセブシティではありますが、コロナウイルス感染者の増大に伴って、以前のGCQ措置から一転、セブ市長の判断により6/16火〜6/30火まで「ECQ」へと体制を引き戻す措置が取られました。これによってGCQよりも1段階規制が厳しくなる体制となり、再開したモールやレストランや公共交通機関も再びクローズへ。GCQ下で少しずつ日常の生活に戻りつつあった街中も一変して人通りが少なくなり、車両の数も少なくなりました。
市民の中には、長期間にわたるロックダウンに耐えかねてルールを守らず買い物以外の外出をしたり、マスクの着用を怠る人々も出てくるなど、我慢の限界を感じる市民の不安感も出てくる事態に。

2020年6月23火  セブ市が最も厳しいトータルロックダウン(新ECQ)へ

セブ市内でのコロナ感染者の増大を受けて、セブ市は「6/23火22時pm」よりトータルロックダウンへ移行を決定。これにより、政府から各家庭、各建物に配布されている検疫パス(外出許可証)が無効となり、住民の移動は全て各地区(バランガイ)内のみに限定措置へ。セブ市は「完全外出禁止」(食料品の外出も禁止)となり、最も厳しいトータルロックダウン体制へ。街中は、3月末に初めてロックダウンが取られた時のように、住民の姿や車、バイクの姿は一気にまばらに。

2020年7月1(水)  セブ市のECQが延長、マニラはGCQへ

トータルロックダウン中でもセブシティの感染者は増加し続けており、フィリピン全土でもとくに感染者が多い地域に。それを受けて、6/23火より実施されているECQ(トータルロックダウン)が延長されました。マニラ首都圏はGCQ措置となっています。セブ市住民は、このトータルロックダウンにより「原則外出禁止」を余儀なくされ、必要な買い出しや緊急時の外出にも、政府から発行される「外出用ID」が必要に。フィリピン政府の軍も各地からセブ市に派遣され、監視の目はより厳格なものになりました。

2020年7月7日(火)  2020フィリピン国民に対する海外渡航を制限付きで解除

フィリピン政府は7/7火、フィリピン国内の国民に対する海外渡航規制を解除する、と発表しました。
これにより、
フィリピン人のみ
フィリピン国内から海外への渡航
の規制が緩和される見込みです。日本からのフィリピン入国についての規制緩和では「ありません」。あくまでフィリピン国内にいるフィリピン人に対する規制緩和のようです。フィリピン人の海外渡航には往復航空券や旅行保険への加入、目的地となる国での「入国許可」とリスクに伴う宣誓などが必要になるとのことです。
上記の情報に関する現地メディアの動画もありますので下に載せます。動画内ではフィリピン人の渡航条件やルールについて細かく言及されています。
▶︎現地メディア動画(ANCnews)

2020年7月15日(水)  セブ国際空港にて新たにコロナ対策が実施

セブのマクタン国際空港では、新型コロナウイルス対策に対するフィリピン政府の対策により、
2020年7月15日ごろから、下記2点が実施する予定です。

❶空港内でのPCR検査(4,900ペソ自己負担)
全ての入国する外国人に対して、セブのマクタン国際空港内にてPCR検査の実施が必要となりました。検査には「4,900ペソ」を自己負担で支払う必要があります。リアルタイムPCR検査のエリアが設置され、一日で1500人から3000人検査できる体制を整えている状況です。

❷渡航2日前までに事前オンライン登録
全ての入国する外国人に対して、セブのマクタン国際空港に到着する2日前までに「オンライン申請」での手続きが必要になりました。全員専用の登録フォームから必要情報を記入します。登録時に取得した登録番号を、渡航時に空港内のイミグレーションに提示する必要があります。
(登録フォームはこちら→https://mactancebuairport.com/covid-19-registration

外国人(日本人含め)のフィリピン入国に関して、依然として許可は降りておりませんが、政府による受け入れのための準備が少しずつ進んでいる状態です。

2020年7月16日(木)  セブ市は一段階規制レベルが下がった「MECQ」へ移行

セブ市では7月16日(木)から、一番規制が厳しい「ECQ」体制から、1段階規制レベルが下がった「MECQ」へと移行されました。この体制は7月31日(金)まで続く見込みです。本規制により、1世帯に1枚配布された外出パスを持った人に限り、日用必需品の購入や緊急時の外出のみOKとなり、それ以外の目的による外出は原則禁止となります。また、18-21歳、60歳以上、免疫不全、合併症の健康リスク、妊婦は外出禁止となります。また一部の企業活動やショッピングモール営業も再開される予定です。ただし外出制限や外国人の受け入れに関しては今までと変更はなく、依然として厳しい制限体制のままとなっています。規制ルールはフィリピンん政府によってすぐに追加・変更の可能性もあります。

2020年8月1日(土)  セブ市の規制が1段階緩和されたGCQへ移行

セブ市は8/1(土)〜8/15(土)まで、セブ市におけるロックダウン規制のレベルを「MECQ」から1段階規制レベルが下がった「GCQ」へと移行しました。これにより、MECQに比べて、より多くの業種で経済活動が再開される見通しです。各種飲食店やショップ、商業施設なども再開する可能性もあり、少しずつ緩和の方向に向かっている兆しも。フィリピン政府は引き続きコロナウイルスに対する検疫体制を継続させており、感染者が多い地域と少ない地域とで制限範囲を調整するなど、場所に合わせて柔軟な対応も実施しています。

2020年8月4日(火)  感染者拡大に伴い、メトロマニラ首都圏にて再び「MECQ」へ移行

新型コロナウイルス感染の再拡大に伴い、8/4(火)から8/18(火)まで、フィリピンの首都メトロ・マニラ首都圏で「MECQ(Modified Enhanced Community Quarantine)」の措置が再導入されました。本措置の間は、いままで営業が許されていた公共交通機関は再び停止されます。またレストランや理髪店、そのほかのショップなどの営業も停止。ただしレストランではテイクアウトのみの営業はOKとのことです。航空機も、国内線に関しては一時的にストップしています。街の各所には検問所が設けられ、食料品や必需品の買い出し以外の外出は原則禁止となっています。

 

2020年8月16日(日)  セブ市、マンダウエ市、ラプラプ市にて「GCQ」を延長

8月16日(日)から8/31(月)までセブ市、マンダウエ市、ラプラプ市などの都市についてGCQ体制を更新。セブ市は、8/4(火)からGCQ体制が継続されていたが、16日以降も引き続きGCQ体制が続く形となりました。ほかにヌエバエシハ州、バタンガス州、イロイロ市、タリサイ市、なども同じくGCQが継続。GCQでは、タクシーなどの公共交通機関などは許可され、レストランや商店、モールの営業も継続されています。レストランでは、テイクアウトだけではなく、イートインでの飲食も可能となっています。

2020年8月18日(火)  マニラ首都圏にて「GCQ」移行

マニラ首都圏を含む4つの州(Bulacan、Cavite、Laguna、Rizal)において、7月から実施中の厳密な封鎖体制である「MECQ」を解除し、8月19日(水)から、より制限の緩い一般コミュニティ検疫状態(GCQ)に移行することになりました。公共交通機関も再稼働し、レストランの店内飲食も制限付きで認められる模様です。また夜間の外出制限も10時PM〜5時AMからの外出制限に緩和される見通しです。

2020年9月1日(火)  セブ島全域で、より緩和された「MGCQ」へと移行

9月1日(火)からセブ市、マンダウエ市、ラプラプ市、セブ島、すべてのエリアにおいて「MGCQ(Modified General Community Quarantine)」へ移行しました。9/1時点の情報では、本体制は9月30日(水)まで続く予定です。レストランやショップ、食料品店やモールなどは夜10時まで営業が可能になりました。また新たにジムやマッサージ店などの営業が認められています。外出時、盛り物への乗車時はマスクとフェイスシールドの着用が義務付けられており、通行パスも引き続き必要とのことです。マニラ首都圏に関しては感染者の増大により「GCQ」措置が継続されます。

Guidelines: Cebu City under MGCQ until September 30

フィリピン・セブのコロナウイルス関連情報を随時更新

政府の対応によって予防策や現地対応が次々と変化していくフィリピン。感染者が増加していく中で、経済活動を優先するのか、コロナウイルス感染予防策を徹底させるのか、いまも政府の対策がとられています。

本記事では、フィリピン・セブ島に関するコロナウイルス関連の最新情報を随時更新していきます。更新した情報は「時系列」順で並べていますので、フィリピンのコロナ状況を把握する一助として、ご参考いただければ幸いです。